外出先での介護をする資格のガイドヘルパー

介護系資格一覧~キャリアアップを目指して~

おすすめ記事福祉施設士

DATE/2016.1.25

ガイドヘルパー

ガイドへルパーとは

ガイドへルパーは正式名称を移動介護従業者と言います。通称ガイドヘルパーと言われていますが、わかりやすく以下では通称のガイドヘルパーと表記させて頂きます。
ガイドヘルパーとは正式名称の移動介護従業者という表記からご想像がつくかと思いますが、視覚、全身性、知的障害などの理由によって1人での外出が困難な方のために安全に外出が出来るよう付いてまわる役割をします。具体的には、旅行に出かける際などに利用者について旅行の安全性を高く保つなどの役割となります。この役割はハンディキャップを抱える方の外出時には欠かせない役割であり、積極的に社会活動を行うために重要なサービスです。

ガイドへルパーとは

資格の種類

ガイドへルパーには3種類の資格があります。それぞれで役割が異なり、介護の範囲も異なります。
1つ目が、視覚障害者同行援護従業者研修です。行動上著しい困難を有する視覚障害のある方を対象に、外出する際に本人に同行して必要情報の提供、食事、排せつ、移動の介護を行います。本人の希望によっては他にも多くの援助が必要になる場合もありますが、これらの利用者が求める援助を行う役割を果たす資格となります。目の見えない方、見えにくい方の行動に必要な情報のサポートをします。
2つ目が、全身性障碍者ガイドヘルパー養成研修です。先天的、もしくは後天的に身体に行動上著しい困難を有する障害のある方を対象に、移動の補助や必要な介助の役割を果たす資格となります。身体にどこか不自由のある方が困難な行動をサポートします。
3つ目が、知的・精神障害者行動援護従業者養成研修です。知的、もしくは精神的に行動上著しい困難を有する障害があり常時介護を必要とする方を対象に、行動する際に生じる可能性のある危険を回避するための援護、介護を行う資格となります。知的、精神的に障害を持つ方の行動を予測し、どのような危険が発生するかを考え、先回りでサポートします。

資格の種類

資格を取るには

ホームヘルパー2級の資格を有する方は、知的・精神障害者行動援護従業者養成研修を修了している者と同じ技能を持つとされ、外出介助を行うことが出来ます。しかしそれ以外の身体・視覚に障害を持つ方の外出従業者としてサポートを行うことはできません。よって視覚・身体に障害を持つ方の外出従業者となるには資格の取得が必要です。
視覚障害者についての資格を得るには自治体が指定する養成講習を受けることです。全身障害者についても同様です。養成講習を受けると自動的に資格として認められることとなりますので特に試験などはありません。講習の時間については、視覚障害者同行援護従業者研修は20時間、全身性障碍者ガイドヘルパー養成研修は16時間、知的・精神障害者行動援護従業者養成研修は19時間となっています。講習を受けて資格を取得出来るため、資格の取得は比較的容易といえますので少しでも必要かなと思えばすぐに取得することをおすすめします。

資格を取るには

キャリアアップを考える方へ介護に関する資格をどのくらい知っていますか?いきなり高い目標を掲げてしまっては途中で挫折してしまうかも知れません。そこで様々な資格を知り、さらに取得のしやすさ、キャリアアップの測り方をご紹介します。その中で、自分に合う道を見つけましょう。Contact : carelicenselist@yahoo.co.jp

ピックアップテーマ

介護職員初任者研修

介護の業界を目指すなら、まずはこの資格が必要と言えます。パートで働きたい主婦の方、またはこれから介護業界を背負って立ちたいと意気込む方等様々かと思いますが、まずは介護職員初任者研修を修了し、介護についての基礎を培いましょう。介護職員初任者研修を修了するまでの道のりと介護職員初任者研修の資格について知りましょう。続きはこちら